ようこそ『The Ark』へ
ようこそ、物好きな皆さま。
当ブログでは、不可思議な小説、童話的な小説をおいております。
そのようなモノがお好きな方はどうぞ足を止めてください。
小説のジャンル別にカテゴリを分けてます。
最新投稿のお話が上に来るようになっています。
長編物は目次用のカテゴリからどうぞ。
長編の場合、各記事の文章の一番下に移動用のリンクがでますので、そちらを使うとより読みやすいと思います。
色々なお知らせ等は「はじめに」カテゴリにて御案内しています。
それでは、どうぞごゆるりと。。。
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since:2006.12.02
糸綴じの本:目次
風が騒ぐ。
春を起こそうと大騒ぎ。
時々目を覚ますけれど、すぐまた眠る。
何度寝したら起きるかしら。
◆
昔の私に会った。
「まだ、生きてる?」
「生きているよ、元気だよ」
「お金持ちになった?」
「残念ながら」
「有名になった?」
「残念ながら」
「じゃあ、幸せ?」
「勿論」
◆
手をぎゅっと握る。
暖かい。
生きている。
私は、生きている。
春を起こそうと大騒ぎ。
時々目を覚ますけれど、すぐまた眠る。
何度寝したら起きるかしら。
◆
昔の私に会った。
「まだ、生きてる?」
「生きているよ、元気だよ」
「お金持ちになった?」
「残念ながら」
「有名になった?」
「残念ながら」
「じゃあ、幸せ?」
「勿論」
◆
手をぎゅっと握る。
暖かい。
生きている。
私は、生きている。
夜啼鳥の囁き | 2010.03.21
心が揺れる
ふらふらふら
隙間があるのだ
いつ空いたのか分からない
隙間があるのだ
ぐらぐらぐら
心の真ん中
中心不明
何処へ行く?
迷子
ゆらゆらゆら
隙間を埋めたら良いのだろうか
息が詰まったりしませんか?
ふわふわふわ
何を詰めよう?
首がしまるほど?
綿ならば
ぎゅう―――――
ふらふらふら
隙間があるのだ
いつ空いたのか分からない
隙間があるのだ
ぐらぐらぐら
心の真ん中
中心不明
何処へ行く?
迷子
ゆらゆらゆら
隙間を埋めたら良いのだろうか
息が詰まったりしませんか?
ふわふわふわ
何を詰めよう?
首がしまるほど?
綿ならば
ぎゅう―――――
夜啼鳥の囁き | 2009.01.25
この大きな空でさえ、泣いたり笑ったりするんだよ。
この大きな大地でさえ、喜んだり怒ったりするんだよ。
こんなちっぽけな人間が、泣いたり笑ったり、喜んだり怒ったり、
そんなの当たり前じゃないか。
◆
辛かったね。
苦しかったね。
痛かったね。
寂しかったね。
怖かったね。
悲しかったね。
でも、幸せだったよね。
もう大丈夫だよ、
ゆっくりしてね。
おやすみなさい。
◆
何に絶望しているんだ。
何に悲嘆しているんだ。
何に叫喚しているんだ。
考えろ。考えろ。
「考えること」が出来ること。
それが余裕であり、幸福じゃないのかい?
この大きな大地でさえ、喜んだり怒ったりするんだよ。
こんなちっぽけな人間が、泣いたり笑ったり、喜んだり怒ったり、
そんなの当たり前じゃないか。
◆
辛かったね。
苦しかったね。
痛かったね。
寂しかったね。
怖かったね。
悲しかったね。
でも、幸せだったよね。
もう大丈夫だよ、
ゆっくりしてね。
おやすみなさい。
◆
何に絶望しているんだ。
何に悲嘆しているんだ。
何に叫喚しているんだ。
考えろ。考えろ。
「考えること」が出来ること。
それが余裕であり、幸福じゃないのかい?
夜啼鳥の囁き | 2008.05.28
「頑張ったから、褒めて」
「頑張ればいいんでしょ?」
「頑張る」の意味、間違えていませんか?
自分の「意志」「我」を持って「努力」すること
目的達成のために「努力」すること
これらが「頑張る」の意味。
何も成していないのに、褒めてほしいなんてただの我がまま。
貴方、褒められたいからそんなことやってるの?
何の為に、そんなことしてるの?
‡
争いは「醜い」のではなく、「クダラナイ」のだ。
‡
「大人」は偉くなんかないよ、ただのポジション。
「子供」も同じ、ただのポジション。
順番は巡る。
社会的地位も、学力も、頭のよしあしも、全て同じ。
恒久的に続く世界ではないし、それを生かすも殺すも、盾にするも矛にするも、
すべてその人次第。
立場・ポジションなんて関係ないの。
その人が、何をするか・何をしたか、それが一番大事なこと。
「頑張ればいいんでしょ?」
「頑張る」の意味、間違えていませんか?
自分の「意志」「我」を持って「努力」すること
目的達成のために「努力」すること
これらが「頑張る」の意味。
何も成していないのに、褒めてほしいなんてただの我がまま。
貴方、褒められたいからそんなことやってるの?
何の為に、そんなことしてるの?
‡
争いは「醜い」のではなく、「クダラナイ」のだ。
‡
「大人」は偉くなんかないよ、ただのポジション。
「子供」も同じ、ただのポジション。
順番は巡る。
社会的地位も、学力も、頭のよしあしも、全て同じ。
恒久的に続く世界ではないし、それを生かすも殺すも、盾にするも矛にするも、
すべてその人次第。
立場・ポジションなんて関係ないの。
その人が、何をするか・何をしたか、それが一番大事なこと。
夜啼鳥の囁き | 2008.05.09
それは何処かから聞こえて来た歌声。
遠いようで近い声。
囁くように泣いている声。
ただ、私は待っていたの。
凍てつく世界の真ん中で。
私そのものが凍るまで。
歌うのは花。
雪の花。
解けない氷の世界で佇んでいた。
誰か見つけて。
世界が終わる前に。
世界が消える前に。
凍る花が歌うのは、求める歌。
何も求めない僕はどうして見つけたのか。
求めないはずはない。
真っ直ぐ一人で生きられる者などいないわ。
歌うのは雪の花。
僕の足元で歌う花。
◆
風が、呼んでる。
背中を押すように。
進め進めと叫んでる。
帆を広げ高くあげろと怒鳴ってる。
風が呼ぶなら応えなきゃ。
◆
遠くが見えたか?
道が見えたか?
それなら、踏み出すのは、今。
遠いようで近い声。
囁くように泣いている声。
ただ、私は待っていたの。
凍てつく世界の真ん中で。
私そのものが凍るまで。
歌うのは花。
雪の花。
解けない氷の世界で佇んでいた。
誰か見つけて。
世界が終わる前に。
世界が消える前に。
凍る花が歌うのは、求める歌。
何も求めない僕はどうして見つけたのか。
求めないはずはない。
真っ直ぐ一人で生きられる者などいないわ。
歌うのは雪の花。
僕の足元で歌う花。
◆
風が、呼んでる。
背中を押すように。
進め進めと叫んでる。
帆を広げ高くあげろと怒鳴ってる。
風が呼ぶなら応えなきゃ。
◆
遠くが見えたか?
道が見えたか?
それなら、踏み出すのは、今。
夜啼鳥の囁き | 2008.05.01
世界が例えば、まるで合わせ鏡のように、同じような虚像が連なるものだとしたら。
世界が例えば、誰かが描いた書物の一冊に過ぎないとしたら。
世界が例えば、誰かが奏でる音楽の一小節に過ぎないとしたら。
今こうして生きている我々は、何処から来て、何処へ向かうのだろう。
◆
世界は緩やかに流れているから、焦らなくてもいいんだよ。
◆
時間は追い掛けない。
自分を追い掛けているのは、理想の自分。
世界が例えば、誰かが描いた書物の一冊に過ぎないとしたら。
世界が例えば、誰かが奏でる音楽の一小節に過ぎないとしたら。
今こうして生きている我々は、何処から来て、何処へ向かうのだろう。
◆
世界は緩やかに流れているから、焦らなくてもいいんだよ。
◆
時間は追い掛けない。
自分を追い掛けているのは、理想の自分。
夜啼鳥の囁き | 2008.04.28
人間は複雑な多面体だから、見えないところもあるし、デコボコしてるし、転がったらかくかくしながらあちこちにぶつかって進むんだ。
後戻りなんかしないし、出来ないんだ。
生きる道を、角を丸くしながら、かくかくことこと転がっていく。
◆
器が、あって、
僕らは毎日拾ったモノをそこに入れる。
たまに起きる素敵なものはキラキラしていて、拾ったら幸せな気持ちになれる。
嫌な出来事も仕方なく拾う。
だってそれはやらなきゃいけないことだから。
やめることは出来るんだけど、やめたらきっとつまらない。
だから、やめられないんだよ、拾うこと。
ねぇ、君の器はどのくらいたまってる?
後戻りなんかしないし、出来ないんだ。
生きる道を、角を丸くしながら、かくかくことこと転がっていく。
◆
器が、あって、
僕らは毎日拾ったモノをそこに入れる。
たまに起きる素敵なものはキラキラしていて、拾ったら幸せな気持ちになれる。
嫌な出来事も仕方なく拾う。
だってそれはやらなきゃいけないことだから。
やめることは出来るんだけど、やめたらきっとつまらない。
だから、やめられないんだよ、拾うこと。
ねぇ、君の器はどのくらいたまってる?
夜啼鳥の囁き | 2008.04.22